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「間違った思い込み」を新しい「思い込み」に変えていく うつ治療

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患者さんのかたくなになった心をどのように、ほぐしていくか

問題を抱えた人は、「間違った思い込み」や一方向性思考でしか問題を捉えようとしないため、ストレスがたまり続け、心と体のバランスが悪循環になります。

中には、その状態に耐えられず、自殺さえ考える人もいます。

一つの価値観に縛られ、そこから抜け出せなくなるのです。

健康であれば、違った視点で見る余裕がありますが、病気になると途端にそれができなくなるのです。

問題の受け取り方、すなわちその人の「思い込み」を、新しい「思い込み」に変化させることができれば、問題の意味が変わります。

患者さんの抱えている問題の受け止め方に変化があれば、これまでとらわれてきた「しばり」が外れます。

そうなると、患者さんの心も軽くなり、治療も次のステップへ入っていけるのです。

しかし、「思い込み」をかえるのは、簡単なことではありません。

患者さんにとって最も受け入れやすいような新しい「思い込み」を提示し、それを患者さんが受け入れてくれて、初めて「思い込み」が変わるのです。その結果、行動が変わります。

患者さんとの会話が大事になってきます。

話をしながら、患者さんと一緒になって、受け取り方が変化しやすいポイントを探り、そこにどんな意味付けをしたら、受け入れ可能な新しい「思い込み」になるか、といったことを見極めていきます。

そのためには、治療者側が、患者さんとは違った視点を常に持つように心掛けなくてはなりません。

こうして、患者さんから「あっ、そうか」「まあ、いいか」という言葉がでてくることを期待します。

これは患者さんの視点が切り替わった時に感じる思いであり、心のつぶやきです。

実際に言葉にはならない場合も多いですが、患者さんの表情や雰囲気から敏感に察知できるものです。

新しい「思い込み」を受け入れられた時、患者さんは「あっ、そうか」という新鮮な気づきを体験します。

また、今までとは違った視点で物事を考えられるようになると、今まで苦しめられてきた問題が、さほど深刻には思わなくなり、「まあ、いいか」という、力が少し抜けた自己肯定の心が芽生えます。

「間違った思いこみ」を変えるのは難しいことですが、「あっ、そうか」「まあ、いいか」が生まれるまで、患者さんと対話を続けることが大切です。

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