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うつのこころ 抜け出すヒント 読む治療薬を読んで⑬うつから抜け出すには

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うつの当事者として

うつは本当に病気なのだろうかと思うことがある。

一般的なうつの症状(全身の倦怠感や食欲不振、睡眠障害、感情の揺れ、希死念慮)はある。こういった症状は、薬で治ると思われているが、実際には薬を飲んでも治るわけではない。症状を緩和して紛らわせてくれるだけである。薬が全く効果が出ない場合もあり得る。薬は根本的な解決にはつながらないことが多い。

うつの苦しみは耐え難く、魂が弱るほどの痛みである。

うつ症状が落ち着いてくると、自分の否定的な捉え方の癖や、自傷的な行動パターンを繰り返していたことなど、自分を客観的に少し見れるようになってくる。

自分を大切にできていなかったことに気づくのである。

うつは、その生き方を繰り返せばいつか自分の身を滅ぼす恐れがあるという警告でもある。

生き方を考え直すきっかけを与えてくれるガイドでもある。

うつの苦しみは、生命として生き残るための、魂の叫びでもある。

うつになると、人生の道に迷ってしまうこともある。何度も迂回しては道に迷う。器用には生きられない自分に絶望することもある。しかし、どの道も、自分の人生を取り戻すための大切なプロセスである。

うつから抜け出すには

うつから抜け出すには、ストレス状況から離れることは当然だが、自分を苦しめている物事の捉え方や行動パターン、価値観への介入が重要なポイントとなる。

そのためには自分がどうしてうつになったのかを理解していくことが重要である。苦しかった出来事を振り返るのはとてもつらく、苦しい作業である。人によっては思い出したくない過去を思い出し、気分が悪くなって調子を崩してしまうこともあるだろう。しかし、うつになった原因を明確にしていくことで、根本的な対策を検討できるようになる。

表面的なストレスマネジメントでうつを無くしていくというよりは、うつを繰り返すパターンを見つけ出し、これまでと違う生き方をできるようになることが、うつ症状を繰り返さないために大切である。

ストレス対処という対策は、あくまでも一時的であり、うつ症状につながる物事の捉え方や対人関係パターンなどを変える必要がある。

ストレスから逃げても逃げても、再発を繰り返すおそれはある。うつで苦しんだ過去に向き合うことは、当時の感情を思い出すことでもあるので痛みを伴うこともある。都合よく解釈して目をそらしたくもなる。

自分と向き合うことは、とても難しいことであることを実感させられるだろう。

「うつを克服した」「乗り越えた」「抜け出した」と言っても、完全にうつが無くなるわけではない。うつが和らぎ、以前よりも生きやすくなったという言い方の方が正しいのではないか。

うつは乗り越えたと思っても、突然形を変えて現れることもある。

必要があるから、うつという症状で何かを私たちに教えてくれようとしている。

うつという、痛みを伴う苦しみからのメッセージを受け取れる感性を持ちたい。

 

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