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うつのこころ 抜け出すヒント 読む治療薬を読んで⑨うつが教えてくれること

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うつが教えてくれること

うつはとても苦しく、できれば誰しもなりたくはないだろう。

だが、これまでの生き方を見つめ直し、心理的な課題、人生の課題を教えてくれる貴重なサインでもある。

精神科デイケアや学生生活で社会生活リズムを整えたこと
うつであることや精神的な未熟さを受け止め、自立をしようとしたこと、
母親との関係性を見つめ直し、自分の人生に責任を持てるようになったこと
実習やアルバイトで社会復帰への自信を積み重ねたこと
自分を認めて愛せるようになったこと

うつになった原因や生き方に気づき、新しい自分を育て直していく過程が、著者をうつから救い出したのである。

うつからの仕事復帰

うつから回復しても、再発リスクがある。うつの再発リスクは思った以上に高く、注意しなければならない。

以前のように、「頑張らなければならない」「手を抜いてはならない」「結果を出さなくてはならない」といったような、自分を追い込むパターンは再発リスクを高める。

仕事をするのであれば、仕事を継続できるように、「絶対に無理はしないこと」を心掛けなくてはならない。

著者は自身の経験から、どん底を味わって這い上がった経験が、同じようにうつで苦しみ悩んでいる人たちの支援につながるのではないか。うつ専門の心理カウンセラーとして形に出来るのではないかと考え、カウンセラーへのキャリアチェンジを考え始めた。

カウンセラーへのキャリアチェンジ

著者は大学で心理学は学んでいたが、まだカウンセラーとしてのキャリアや資格も持っていなかったため、産業カウンセラー講座へ通う。

カウンセリングの実習中の、カウンセラー体験をしているとき、不思議な感覚に包まれる体験が何度もあった。今まで無視してきた感情や考えに気づき、何に不安を抱いていたのか整理されたり、自然と涙が流れていたり、癒やしのプロセスが進んでいったのだ。

クライアントと向き合うと、著者とクライアント役の2人だけがぼんやりとした空間で守られたような感覚、安心の殻で守られたよう空間に包まれ、クライアントの心のわだかまりがほどけていくのが感じられた。

もしかしたら、自分がうつで苦しみながら向き合ってきた経験が役立っているのかもしれない。うつを乗り越えた今だからこそ、こころの痛みも理解できるし、抜け出し方も提示することができる。

直感的に、カウンセラーが天職であり、自分のこれまでを最大限に活かせる生き方であることに、気づいた。

うつを経験した方の中には、キャリアチェンジして、その後同じような苦しみを抱えた方々を助ける役割に進む人もいる。うつの経験は決して無駄にはならない。無駄にしてはならない。

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